ドラフトがない場所での作業

有害ガスが発生する研究施設では、ドラフトチャンバーの設置が義務付けられていますが、実際にはドラフトチャンバーがない場所で作業をしなければならないケースも少なくありません。

特に有害ガスや化学物質を扱う以下のようなシチュエーションにおいて作業者の健康と安全は大きなリスクにさらされます。

  • ドラフトが常に分析器や試薬置き場として使用中のため、実験台での作業をしなければいけない。
  • 移動に手間がかかる実験用資材のため、ドラフトの中で作業できないケースがある。
  • ドラフトの吸引力が足らず、研究室内に悪臭が漏れており作業中に息を止めたくなることがある。
  • 防臭マスクをしながらの作業は暑苦しく作業に集中できない。
  • 妊娠や出産など、長期的に見て今の職場にいると健康に悪影響を及ぼす可能性を感じている。

ここでは、こうした課題を解決し、どこでも快適で安全な作業環境を実現するための代替策として、TOGAの有害ガス浄化装置をご紹介します。

既存の解決策の課題

現在、ドラフトチャンバーがない場所での作業環境改善に向けて、様々な有害ガス除去装置やポータブル排気装置が市場に提供されています。これらの製品は、短期的には一定の効果が期待できますが、いくつかの課題も存在します。

課題1:フィルターの性能

1つ目の課題として、フィルター性能に関する情報が必ずしも十分ではない点があげられます。

有害ガス除去装置やポータブル排気装置において、フィルター性能は製品の信頼性を左右する最も重要な要素の一つです。

しかしながら、製品によっては、健康リスクに対して十分な性能を有することを明確に示す検証データが公開されていない場合があります。

課題2:ランニングコスト

2つ目に、フィルター交換頻度とそれに伴うコストの問題があります。

一見すると、製品自体は安価に思える場合でも、フィルターのコストと交換頻度も合わせて考えると必ずしもコストが安いとは言えないからです。

フィルター性能、特に寿命は健康リスクだけでなく、長期的なランニングコストにも影響を与えます。交換頻度によっては、長期的に見た場合に、より費用対効果の高い選択肢が存在する可能性も考えられます。

課題3:フィルター交換時の健康リスク

3つ目に、フィルター交換に伴うリスクが挙げられます。

有害ガス除去装置やポータブル排気装置のフィルターには、除去した有害ガスの成分が蓄積されます。そのため、フィルター交換時には、これらの有害成分が漏れることなく安全に処理できるような設計が求められます。

しかしながら、全ての製品においてこのような配慮が十分になされているとは限りません。フィルター交換時の安全性の確保は、現場作業者の健康と安全を守る上で非常に重要です。

快適で安全な作業環境を実現するための代替策

ドラフトチャンバーがない場所でも、作業者の健康と安全を確保し、快適に作業を行うためには、効果的な代替策が必要です。

TOGAの有害ガス浄化装置は、これらのニーズを満たすために設計されています。この装置は、強力なフィルターを備えており、長期間にわたって有害ガスを効率的に除去し、作業環境の安全性を大幅に向上させます。また、省エネルギー設計で運用コストを抑えつつ、フィルターの交換頻度が少なく、長期的なコストパフォーマンスにも優れています。

TOGA有害ガス浄化装置のメリット

1. フィルター性能の優位性

従来の活性炭フィルターやゼオライトフィルターは、それぞれ物理吸着や特定のガスへの対応に優れる一方で、寿命の短さや除去できるガスの種類に限りがあるといった課題がありました。

TOGA®フィルターは、これらの課題を克服するために、「物理吸着」に加え、「化学反応」と「中和反応」を組み合わせた革新的な技術を採用しています。これにより、幅広い有害ガスを効率的に除去し、従来のフィルターよりも長い寿命を実現しています。

さらに、TOGAでは導入前にデモテストを実施し、お客様の現場で実際の性能をご確認いただいています。自社で開発・製造を行っているためフィルターの性能に関する豊富なバックデータも保有しており、各研究施設でのフィルター交換時期やランニングコストを見積もることも可能です。

2. ランニングコストの低減

TOGA有害ガス浄化装置は、省エネ設計に加え、長寿命フィルターの採用により、ランニングコストを大幅に削減します。

従来のフィルターの場合、使用する環境によっては3ヶ月ごとに1回の交換が必要になるなど、交換頻度が高く、結果としてフィルター交換にかかるランニングコストが高くなりがちです。一方、TOGAフィルターは、その優れた性能により、1年ごとのフィルター交換で済むため、ランニングコストを大幅に抑えることができます。

これにより、長期間にわたる運用コストを低減し、より経済的な環境対策を実現します。

3. 安全なフィルター交換を実現

TOGA有害ガス浄化装置は、フィルター交換時の安全性を特に重視した設計がされています。フィルター自体が有害ガスの成分を内部にしっかりと閉じ込める構造になっているため、交換作業中にこれらの成分が飛散・漏洩するリスクを最小限に抑えます。

製品によっては、フィルター交換時に有害ガスの成分が漏れ出るリスクがあるため、専門業者による交換作業が必要となり、その分の作業費としてフィルター交換以外にも費用が発生するケースもあります。

TOGAでは、メーカーの専門スタッフが追加の作業費がかからずに責任を持ってフィルター交換を行いますので、安心してご利用いただけます。

4. 信頼性と実績

TOGA有害ガス浄化装置は、その優れた性能と安全性が評価され、国内外の多くの研究施設・企業に導入されています。国際特許を取得しているだけでなく、様々な業種・用途で活用されているという実績が、製品の信頼性を裏付けています。

さらに、TOGAフィルターは自社で開発・製造を行っているため、品質管理を徹底し、常に安定した性能を提供することができます。

安心して製品をお使いいただくために、導入前のデモテストや丁寧なサポート体制もご用意しております。TOGA有害ガス浄化装置は、研究施設の安全性を向上させるだけでなく、お客様の信頼と実績に基づいた確かな性能を提供します。

まとめ

TOGAの有害ガス浄化装置は、ドラフトチャンバーがない環境でも作業を快適で安全に行うための最適な選択肢です。

高いフィルター性能と長寿命設計により、短期的なコストを抑えつつ、長期的にも優れたコストパフォーマンスを提供します。

私たちは、研究者の皆様の健康と安全を第一に考え、製品開発に取り組んでいます。

導入前のデモテストも実施しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。より快適で安全な研究環境を実現し、研究のさらなる発展に貢献できることを願っています。

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