先日閉幕したJASIS 2024展示会では、私たちTOGAも島津サイエンス東日本株式会社様のご厚意により、有害ガス浄化装置を出展する貴重な機会をいただきました。

多数の関係者の方々と交流する中で、改めて研究現場における環境改善への強いニーズを実感するとともに、TOGA製品の可能性を確信することができました。

今回は、展示会で見えてきた研究現場の課題と、TOGA製品がどのようにそれらを解決できるのか、そして代理店様との連携によるさらなる貢献についてお話したいと思います。

JASIS 2024展示会の振り返りと来場者の声

JASIS 2024展示会では、研究現場の最前線でご活躍されている皆様から、様々な課題や悩みをお聞きすることができました。いただいたお声の中から特に印象的だった、現場の声をいくつかご紹介します。

限られたスペースでのドラフトチャンバー設置

「ドラフトチャンバーを導入したいが、実験室のスペースが限られていて設置できない」
「既存のドラフトチャンバーだけではカバーしきれない有害ガスや悪臭が発生してしまう」

このようなお声は以前から多くいただいている課題です。

研究室のスペース不足は、多くの研究機関が抱える共通の課題といえます。特に、近年では研究の高度化・複雑化に伴い、大型の分析機器や実験装置が増加傾向にあり、ドラフトチャンバーのような大型設備の設置スペースを確保することがますます困難になっています。

従来のドラフトチャンバーは、その大きさだけでなく、有害なガスや蒸気を排気するために、ダクトや配管などの設備を必要とするケースが多く、これらの設備もまた、貴重な実験室のスペースを圧迫する要因となっていました。

限られたスペースの中で、安全かつ効率的な研究環境を構築するためには、ドラフトチャンバーの設置場所や方法について、慎重に検討する必要があり、場合によってはドラフトチャンバーの追加導入が難しいケースも出てきてしまいます。

ドラフト内での酸処理に伴うリスク

研究室では、酸処理が欠かせない実験も数多く行われます。しかし、ドラフトチャンバー内での酸処理は、設備への腐食や故障リスクが伴うという課題も抱えています。

酸性ガスは、ドラフトチャンバー内部の金属部品やダクトを腐食させ、最悪の場合、故障や実験室全体の汚染に繋がる可能性があります。また、酸性ガスがドラフトチャンバーから漏れ出すと、研究者の健康被害や、空調機器、実験器具などの劣化にも繋がります。

従来の対策では、ドラフトチャンバーの排気能力の向上や、中和剤を用いたスクラバーの設置などが一般的ですが、これらの対策はコストやスペースの面で課題が残ります。

実験室に充満する悪臭

悪臭は、作業者の集中力を低下させ、ストレスの原因となるなど、働く環境を悪化させるだけでなく、研究によって生じる有毒ガスは、作業者の健康被害を引き起こすリスクもはらんでいます。

研究室で悪臭問題が起こりがちな原因

ドラフトチャンバーが設置されているにも関わらず、悪臭が問題となる原因としては、以下のような理由が考えられます。

  • 当初の設計よりも多くの作業や分析が必要となり、既存の設備が不十分になっている
  • ドラフトチャンバーを増設するスペースがなく、換気が不十分になっている
  • チャンバー内を分析器で占有せざるを得ず、新たな作業をチャンバー外で行わざるを得ない
  • 実験装置や器具が増加する一方、排気設備全体の容量がそのままになっている
  • チャンバーに入りきらない実験器具があり、外での作業を余儀なくされている

このような状況に置かれていて対策を考えているものの、予算や建物の構造上の制限から、抜本的な解決策を見出せず、頭を悩ませている担当者の方も少なくありません。

増加する女性研究者からの声

かつては男性中心だった研究現場も、今では多くの女性が活躍しています。それに伴い、職場での衛生面や健康へのリスクに対する意識も高まってきています。

悪臭や有害ガスは、単に不快なだけでなく、健康被害や妊娠・出産への影響も懸念されるため、特に健康や安全に対する意識が高い女性研究者にとっては、より一層重要な問題となります。

快適で安全な作業環境を提供することは、優秀な人材の確保と定着に直結します。悪臭対策を怠り、働きにくい環境のままでは、将来的な人材不足に陥る可能性も否定できません。

法令を遵守することはもちろん重要ですが、現場で働く人々の声に耳を傾け、より快適な環境づくりに努めることが、研究機関としての魅力を高め、持続的な発展に繋がるのではないでしょうか。

TOGA製品が研究現場の環境改善に貢献できること

研究現場から聞こえてきた切実な課題について、TOGAの有害ガス浄化装置がどのように解決できるのかについて簡単にご紹介いたします。

スペース問題の解消:コンパクト&ダクトレスで設置場所を選ばない

TOGAの有害ガス浄化装置は、従来のドラフトチャンバーに比べて非常にコンパクトな設計です。

そのため、限られたスペースにも設置でき、実験室のレイアウト変更や機器の追加導入を妨げません。

さらに、ダクトや配管などの設備が不要なため、設置場所の自由度が格段にアップします。

ドラフト内での酸処理も安心:中和フィルターで腐食リスクを低減

TOGA製品は、国際特許を取得した独自のフィルター技術を搭載しています。

このフィルターは、酸性ガスを効率的に中和・除去するため、ドラフトチャンバー内部の腐食や故障リスクを大幅に低減します。

安心して酸処理を行うことができ、実験設備の長寿命化にも貢献します。

悪臭問題を根本から解決:有害ガスを99%以上除去

TOGA製品は、有機溶剤や酸、塩基など、様々な悪臭物質を99%以上除去することができます。

これにより、実験室内の空気をクリーンに保ち、作業者の健康を守るとともに、快適な研究環境を実現します。特に、近年増加している女性研究者の方々から多く寄せられた、悪臭や有害ガスに対する健康への影響への懸念にも、TOGA製品はしっかりと対応します。

TOGAの有害ガス浄化装置は、研究現場の環境改善に大きく貢献するだけでなく、これらの特長は、代理店様にとっても大きな魅力となります。

代理店様がTOGA製品を扱うメリット

前述したように、研究現場ではスペースの制約や酸処理に伴うリスク、悪臭問題など、様々な課題が存在します。

そして、TOGAの有害ガス浄化装置は、これらの課題を解決するだけでなく、代理店様にとってもメリットの大きい製品だと言えます。

専門知識不要、フィルター交換のみでメンテナンスも簡単

TOGA製品は、複雑な操作や専門知識を必要としません。シンプルな構造で、フィルター交換のみでメンテナンスが完了するため、お客様への説明やサポートもスムーズです。

メーカーが全面的にサポート

TOGAでは、お客様へのヒアリングからデモテスト、納入、定期的なフォローまで、メーカーである私たちが責任を持って対応いたします。

代理店様は、お客様との関係構築に専念していただければ大丈夫です。新たな製品を扱う際の負担や手間を最小限に抑え、従来の業務に支障をきたすことなく、スムーズにTOGA製品の販売を始めていただけます。

社会貢献にも繋がる、SDGsの目標達成にも貢献

TOGA製品は、有害ガスの排出を抑制し、研究者の健康を守り、環境負荷を低減するなど、SDGs(持続可能な開発目標)の達成にも貢献します。

代理店様にとっても、社会貢献性の高い製品を扱うことは、企業イメージ向上にも繋がります。

競合が少ない新たな市場が開拓できる

従来のドラフトチャンバーや局所排気装置とは異なるアプローチで有害ガス対策を行うTOGA製品は、まだ十分に開拓されていない新たな市場に貢献できる可能性を秘めています。

代理店様にとっては、競合が少ない分野で新たな顧客を開拓し、社会に貢献しながら事業を拡大する機会となります。

TOGA製品は、代理店様にとって、販売しやすく、社会貢献にも繋がる、魅力的な商材として貢献できるものだと私たちは確信しています。

TOGA製品で研究現場の環境改善と代理店様とのさらなる連携を

JASIS 2024展示会での貴重な経験を通して、私たちは研究現場における環境改善への強いニーズと、TOGA製品がその解決に貢献できる可能性を再確認しました。

スペースの制約、酸処理に伴うリスク、悪臭問題など、研究現場が抱える様々な課題に対し、TOGAの有害ガス浄化装置は、コンパクトな設計、ダクトレス構造、強力なフィルター性能など、多くの特長を備えています。

代理店様にとっても、TOGA製品は、専門知識不要、メーカーによる全面サポート、社会貢献など、多くのメリットがある商材です。さらに、競合が少ない新たな市場を開拓できる可能性も秘めています。

TOGAは、代理店様との連携を強化し、共に研究現場の環境改善に取り組んでまいります。研究現場が抱える課題の解決と、代理店様のさらなる発展。その両方に貢献できるTOGA製品に、ぜひご注目ください。

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