近年、大手企業を中心に、法令遵守を超えた職場環境の安全性向上に積極的に取り組む動きが広がっています。これは、従業員の健康と安全を最優先事項とし、企業の社会的責任(CSR)を果たす姿勢の表れと言えます。​

当社の有害ガス浄化装置は、そうした高いリスクアセスメント意識を持つ企業からの関心を集め、毎月多くのお問い合わせをいただいております。​

これまでに当社が導入してきた施設の多くは、法令遵守のみを念頭に設計された研究施設でした。​しかし、実際の現場では、法令基準を満たすだけでは十分な安全性を確保できないケースも少なくありません。​そのため、当社の製品を後から導入いただくことが多くなっています。​

したがって、法令遵守に加え、現場の実情に即した安全性を第一に考えた研究施設の設計段階から、当社の製品を組み入れていただくことが、より効果的な安全対策につながると考えております。​

ここでは、研究施設における安全設計の重要性と、当社製品がどのようにその実現に寄与するかをご紹介いたします。

リスクアセスメントに基づく研究施設の安全設計

研究施設における安全性の確保は、作業者の健康と環境保護の観点から極めて重要です。​特に有害ガスを取り扱う施設では、リスクアセスメントを通じて潜在的な危険を特定し、適切な対策を講じることが求められます。​

有害ガス対策の必要性

研究施設では、多種多様な化学物質が使用されており、これらから発生する有害ガスは作業者の健康や周囲の環境に悪影響を及ぼす可能性があります。​そのため、これらのリスクを事前に評価し、適切な管理策を実施することが不可欠です。​

ドラフトチャンバーの限界と課題

従来、有害ガス対策としてドラフトチャンバーが広く使用されていますが、以下のような課題が指摘されています。

  • 排気能力の制約
    ドラフトチャンバーの排気能力には限界があり、高濃度の有害ガスを完全に排出できない場合があります。​
  • 設置場所の制約
    ​ドラフトチャンバーは固定式であり、設置場所が限定されるため、作業スペースの柔軟性が損なわれることがあります。​
  • エネルギー消費とコスト
    ​排気システムの稼働には多くのエネルギーを要し、運用コストが高くなる傾向があります。​

これらの課題を踏まえ、ドラフトチャンバーの限界を補完し、研究施設の安全性を向上させる新たな対策が求められています。

有害ガス浄化装置の導入による安全性向上

研究施設における有害ガス対策として、当社の有害ガス浄化装置は、作業環境の安全性を大幅に向上させる効果的なソリューションです。​以下に、当社製品の特長と導入メリットをご紹介いたします。​

TOGA製品の特長とメリット

  • 高効率な有害ガス除去性能
    ​当社の浄化装置は、物理的吸着、化学反応、中和反応の3つの技術を組み合わせた高性能TOGAフィルターを採用しており、多様な有害ガスを99%以上除去します。
  • 設置の柔軟性と省エネルギー設計
    ​ダクト工事が不要なダクトレス構造により、設置場所の制約がなく、既存の施設にも容易に導入できます。さらに、室内の温度・湿度を維持しながらエネルギー損失を削減し、省エネルギー運用が可能です。 ​
  • 移動式と据置型の選択肢
    ​作業スペースや用途に応じて、移動式と据置型の2タイプを提供しており、柔軟な運用が可能です。 ​

これらの特長により、当社の有害ガス浄化装置は、研究施設の安全性向上に大きく貢献します。

TOGA製品をスペックインする際のメリット

研究施設の設計において、TOGAの有害ガス浄化装置をスペックインすることは、以下のような多くの利点をもたらします。​

  1. 設計の効率化と品質向上
    TOGA製品は高性能な有害ガス除去能力を備えており、設計段階での安全対策を容易にします。これにより、設計プロセスの効率化と最終的な施設品質の向上が期待できます。​
  2. 法規制や安全基準への適合
    ​TOGA製品は、多様な有害ガスを効果的に除去し、研究施設が求められる法規制や安全基準を満たす設計をサポートします。​
  3. クライアントからの信頼獲得
    ​高品質なTOGA製品を採用することで、クライアントに対して安全性と信頼性の高い施設設計を提案でき、企業の評価向上につながります。​
  4. 競争力の強化
    ​最新の有害ガス浄化技術を取り入れることで、他社との差別化が図れ、設計会社としての競争力を高めることができます。​

これらのメリットを踏まえ、TOGAの有害ガス浄化装置をスペックインすることは、研究施設の安全性と効率性を高める上で非常に有益であると考えられます。

研究施設における有害ガス対策は、作業者の安全確保と法令遵守の観点から極めて重要です。​当社の有害ガス浄化装置は、高い除去性能と柔軟な設置性、省エネルギー性を兼ね備え、研究施設の安全性向上に貢献します。

研究室で発生する有毒ガス悪臭お悩みではないですか?

  • ダクト追加工事が難しい建物のため換気の問題を抱えている
  • 安全対策を強化して女性や若い人たちが安心して働ける現場をつくりたい
  • ピンポイントで有毒ガスを浄化する装置があったらな・・・
  • 研究施設としてSDGs(脱炭素対策)に貢献したい

国際特許取得TOGA®フィルターが有毒ガスの問題を根本的に解決します